あたたかい一日

初任給で親にプレゼント。まさかこんな日が自分の身にも訪れて、まさかこんなに感動してしまうとは思いもしなかった。父には財布、母には扇子を。原付で30分ほどの距離にある実家に帰ると、昨日の朝刊が3部も居間のテーブルの上に置かれていた。入社して初めて書いた記事(子育て教室について)が掲載されているものだ。田舎のジジババに送るらしい。プレゼントを渡した。父は少し涙ぐんだように見えた。夕飯を食べる。とりとめのない会話。あたたかくてホッとする一日だった。