ただいま

宴のあと

昨日の夜から今日の朝に掛けてお泊り勤務。
テンション上がって多弁になっていると、中3の女の子に「てつ、どうしたの?」と言われてしまった。流石にこれだけ休むと子供達の顔ぶれは一新していたのだけれども、この子はいわゆる出戻りだったので、久しぶりの再会だった。
夜間指導員の自覚と責任。先日のミーティングの議題に挙がっていたらしい。この言葉がオレの心に重く圧し掛かっていた。今回の勤務でも考えさせられることがあった。
「いじめ」の問題への対応は難しくいつも頭を悩まされる。もちろん、いじめの標的となっている子を守らなくてはいけないのだけれど、ただ頭ごなしに叱りつけるだけではその場限りで何の解決にもなっていない気がする。いじめる側の数人の子供達にも不満がある(少なからず)と思う。それなら威圧的に一人をよってたかって攻撃するんじゃなくて、きちんと話せるように働きかけていきたい。
そんなことができれば苦労はしないのだけれども。結局、オレが彼らに注意すると言い訳ばかりが返ってきたし、話せる場を作ろうと試みても横から口が入って台無しになったり。
ほとほと自分の力量不足を感じる。
ところで、今年度から指導員は2人体制になった。初体験で不安だったが、やってみるとすごい楽!!以前までは全体を見ようとする意識が強く、自分の目の届かない所で何か起こってないかと気が気でなかった。腰を据えて一人一人の子供を見ることが難しかった。でも、2人だとうまく子供の年齢層で役割分担をするので、夕食後の自由時間にはずっと中学生とUNOをして盛り上がることもできた。これは革命的な変化!
消灯後、中2の男子と話す。こいつはどーしようもない奴で強い奴には媚びへつらい、弱い奴にはとことん率先していじめをする。そんな奴でも可愛く見えるのがこの寝る前に布団に入って話をするひと時(猥談を交えながら)。どんな悪さをしてきたかという武勇伝をいろいろと語ってくれた。そして、子供が普段よりもより素直になるのもこの時間の特徴だと思う。「そーいうことが悪いことっていうのはわかるよな?どうすれば止められるのか自分で考えてみたら?」と言うと意外に素直に受けとめるのだ。
そんな感じで一日が終わります。
ここで、決意表明。嫌われるのを恐れていては駄目だ。けじめをつけて物事の善悪を教えたり、もっと素敵ないろんなことを伝えていける大人になりたい。厳しさと優しさを兼ね備えた指導員になりたい。