VIVA MEXICO!4

tamamora2004-09-24


朝はめっきり静かなガリバルディ広場ともお別れ。急停止、急発進の地下鉄にも慣れてきた。明日に備えて北バスターミナル近くに宿を決める。朝食にスクランブルエッグ入りのさっぱりしたタコスをとったら、メキシコ郷土料理の発祥地、プエブラに向かう。バスで2時間。連日、バスで移動しているわけだが、いろいろ落ち着いて話ができる場で面白い。みんな、それぞれ新しい環境で頑張って生きているんだな。俺が片想いしていたあのコにはやっぱり彼氏がいるらしい、と聞いて当然のことなのに今さらながら凹んでしまうこともあったけど。
プエブラのバスターミナルから市内バスに乗り換える。職人の目をした運転手さんに目配せしてもらい、バスを降り目当てのレストランへ。郷土料理のモーレ・ポブラーノは鶏肉にチョコレートソースをかけたもの。正直、あまり口に合わず残してしまった。85ペソもしたのに...
町をブラブラと歩いていると、メキシコシティから来たという少女たちに声を掛けられる。たぶん中学生か高校生ぐらいで遠足に来たようだった。写真を撮らせて欲しいと言われ、広場の噴水前で撮影会。人の目が突き刺さる。5台ぐらいのカメラから次々とシャッターが切られる。どうして俺ら、こんなアイドルみたいな扱いなのだろう。この出来事のおかげで勘違いした僕たちはプエブラの町を肩で風を切って歩いた。普段はけなし合ってばかりなのに、お互いを過剰に褒めあったりなんかして。
オアハカ霊媒師のばあちゃんのプリントTシャツとテキーラ用ショットグラス、すもも一袋を購入。メキシコシティ行きのバスに乗り込む。渋滞に巻き込まれ、20:30ごろにメキシコシティ着。
ルチャリブレ観戦。金曜の夜の庶民のお楽しみとあって、アリーナ内の熱気は最高潮。空中を飛ぶ派手な技が決まる度に、雄たけびをあげる人々。その雰囲気はぞんぶんに堪能できたのだが、肝心の内容はちょっと。。。勧善懲悪すぎてあまりのめり込めなかった。いい意味でも悪い意味でもショーアップされた見世物といった感じ。
むーちょが終始しかめっ面だったのが気になったが、どうやらGrekoに電話していなかったかららしい。この日もGrekoと軽く口約束を交わしていてのだ。彼の家で女の子を呼んでパーティをするとかで。きっちり断りの電話は確かに入れるべきだった。この辺、むーちょは律儀な男である。
雨の中、マスクを急いで買いホテルに急ぐ。ホテルからGrekoには電話。ラテン美女と飲みたかったのだけれど、時間的にキツキツだったもので。ごめんなさい。
ホテルで少し聖闘士星矢幽遊白書を見て就寝。スペイン語の声はどれも同じ野太い声としか判別できなかった。